Brazeの設定
BrazeはAdjustのアナリティクスおよびモジュール連携パートナーです。Adjustとの連携により、Brazeは自動コールバックを通じてアトリビューションとアプリ内イベントを受信します。
Adjustの基本設定手順を使用し、Adjustとの連携をONにすると、コールバックが送信されます。詳細設定を行うと、受信する情報をカスタマイズできます。
事前準備
AdjustとBrazeの連携をONにする前に、以下の手順を完了させてください。
1. デバイスIDをマッピングする
Android
Androidアプリの場合、一意のBrazeデバイスIDをAdjustにパスする必要があります。Adjust SDKのaddSessionPartnerParameter()
メソッドを使用してこの値を設定してください。Adjust.onCreate()
でBrazeのAndroid SDKを初期化する前に、このコードスニペットを含めてください。
Adjust.addSessionPartnerParameter("braze_device_id", Braze.getInstance(getApplicationContext()).getDeviceId()););
iOS
Objective-C
AdjustはiOSアプリのIDFVを収集し、Brazeに送信します。その後、BrazeはこのIDを一意のデバイスIDにマッピングします。
BrazeでIDFAを収集している場合、BrazeはオプトインしたユーザーのIDFA値を保存します。そうでない場合、IDFVはユーザーをマッピングするためのフォールバック識別子として使用されます。
Swift
iOSアプリの場合、Braze Swift SDKでuseUUIDAsDeviceId
フィールドをfalse
に設定することで、IDFVを収集するよう選択することができます。設定されていないと、iOSのアトリビューションはAdjustからBrazeへと正確にマッピングを行いません。詳細については、IDFVの収集に関するBrazeのドキュメントをご覧ください。
2. Brazeデータインポートキーを生成する
- Brazeで Technology Partners に移動し、 Adjust を選択します。
- REST Endpoint を見つけ、Brazeの Data Import Key を生成します。
生成したら、新しいキーを作成するか、既存のキーを無効化することができます。データインポートキーとRESTエンドポイントを使用して、AdjustのBrazeとの連携を設定します。詳細については、Brazeのドキュメントをご覧ください。
基本設定
AdjustとBrazeの連携を有効にするには、以下の手順に従ってください。
- 該当アプリの下部に表示されている(▲)ボタンを選択します。
- パートナー設定(Partner Setup )> 新しいパートナーを追加する(Add Partners) を選択します。
- Braze の横にある(+)アイコンを選択します。
- データインポートキーとエンドポイントを入力します。これらの値はこのセクションで確認できます。
- オプション:コールバックをカスタマイズする場合は、詳細設定を参照してください。
- 保存(Save) を選択します。
基本設定が完了しました。
注: Brazeがアトリビュートされたインストールに関するデータをAdjustから受信すると、BrazeでのAdjustテクノロジーパートナーページのステータスが「Not Connected」から「Connected」に変わります。最後に正常に行われたリクエストのタイムスタンプも含まれます。
詳細設定
設定をカスタマイズして、BrazeがAdjustから受信するデータを選択します。
アプリ内収益の転送
アプリ内収益の転送を行うと、Brazeは収益イベントデータと収益額を受信することができます。
アプリ内収益をBrazeに転送するには、以下の手順に従ってください。
- 該当アプリの下部に表示されている(▲)ボタンを選択します。
- パートナー設定(Partner Setup) > Braze を選択します。
- アプリ内収益の転送(In-App Revenue Forwarding) をONにします。
Brazeは計測する全てのトランザクションの収益額を受信するようになります。
注意: アプリ内収益転送をONにする前に、最低1つの収益イベントをBrazeに連携させてください。
カスタムデータの転送
パートナーパラメーター(Adjust SDKバージョン4.0以降で使用可能)により、Adjustはアプリからカスタムデータポイントを収集しBrazeに送信できるようになります。
注: Adjust SDKに新しいパートナーパラメーターを追加する前に、要件に合う既存のパートナーパラメーターが存在していないことを確認してください。
パートナーパラメーターをBrazeに転送するには、以下の手順に従ってください。
- Adjust SDK内でパートナーパラメーターを設定します(iOSおよびAndroidの手順を参照)。
- Adjustのダッシュボードで、該当アプリの下部に表示されている(▲)ボタンを選択します。
- パートナー設定(Partner Setup) > Braze を選択します。
- パラメーター転送(Parameter Forwarding) をONにします。
- パートナーパラメーターマッピング(Partner Parameter Mapping) を選択します。
- FROM APP 欄に、Adjust SDKに書き込まれたAdjustパラメーターの名前を入力します。 TO PARTNER 欄に、対応するBrazeの名前を入力します。
- 保存(Save) を選択します。
Brazeは連携されているイベントごとにカスタムイベントの詳細を受信するようになります。
注: Adjust SDK内でパートナーパラメーターを設定し、パートナーパラメーターマッピングをONにしない場合、AdjustはAdjust SDKで指定されているパラメーターを転送します。
パートナー特有の設定手順
注: エンドポイントのプロトコルは入力しないでください。アクティベーションフィールドにhttps://
が含まれていないことを確認してください。また、Brazeがコールバックデータを受信するためには、特有のパラメーターを必要とすることに注意してください。
定義済みパラメーター
Brazeは、定義済みのパラメーターのセットを受信することができます。これらのパラメーターのいずれかをAdjust SDKのイベントに付与すると、パラメーターはBrazeに転送されます。パートナーパラメーターの付与については、連携しているSDKのSDK readmeをご覧ください。以下は、Brazeが受信できる定義済みパラメーターのリストです。
パラメーターキー > 値
external_id
> Brazeにイベントを送信するために必須。braze_device_id
> BrazeにAndroidデータを送信するために必須。product_id
> Brazeに収益イベントを送信するために必須。 イベントコールバックをBrazeに送信するには、external_id
をAdjust SDK内のイベントパートナーパラメーターとして実装する必要があります。収益イベントの転送には、product_id
もイベントのパートナーパラメーターとして設定する必要があります。
Androidアプリの場合、braze_device_id
はセッションパラメーターとイベントパートナーパラメーターとして実装する必要があります。最後に、収益イベントの転送では、product_id
も収益イベントのパートナーパラメーターとして設定する必要があります。Brazeは、オーガニック、Facebook、またはTwitterのデータをサポートしていないため、これらのトラッカーのコールバックは送信されないことに注意してください。
コールバック
現在Adjustは、オーガニック、FacebookおよびTwitterキャンペーンのデータをBrazeに転送していません。
この連携をユースケースに活用する方法については、Brazeの資料をご覧ください。この資料の内容についてご質問がございましたら、パートナー担当 partners@adjust.comまでお問い合わせください。
Brazeに転送されるパラメーター一覧
コールバック送信時に、Adjustから以下のパラメーター(データポイント)をBrazeに送ります。
プレースホルダー | 情報 |
{currency} | Adjust SDKから送信されたオリジナルのISO 4217通貨コード |
{idfa} | 広告ID(iOSのみ) |
{partner_parameters} | Adjust SDK あるいは S2S のリクエストにより、ポストバックを通じてサードパーティプロバイダに送信されるカスタムパートナーパラメーター |
{revenue} | Adjust SDKから送信された収益(セント) |
{win_adid} | Windowsの広告ID |
{adgroup_name} | トラッカーから取得したアドグループ名 |
{app_id} | アプリID(Store App ID)あるいはGoogle Playストア |
{campaign_name} | トラッカーから取得したキャンペーン名 |
{created_at} | アクティビティのタイムスタンプ |
{creative_name} | トラッカーから取得したクリエイティブ名 |
{network_name} | トラッカーから取得したネットワーク名 |