クラウドストレージアップロード

ユーザーのローデータは、Adjustのクラウドストレージアップロード機能を使ってクラウドストレージに自動的にエクスポートすることができます。

クラウドストレージアップロードの使用

コールバックと一緒にクラウドストレージアップロードを使用して、同じデータポイントに同一のプレースホルダーを設定することをお勧めします。クラウドストレージはバックアップとして機能し、仮にサーバーがダウンした場合でもデータが失われることはありません。サーバーが停止した場合、引き続きクラウドストレージに入ってくるデータを使用することで、欠落部分を補うことができます。

Adjustは、毎正時にストレージバケットにCSVデータファイルを送信します。 このローデータを使用して、独自のデータベースを構築し、必要に応じてユーザーを分析して(Adjustのログを要求することなく)即座にデータを呼び出すことができます。

クラウドストレージのファイル形式の仕様

  • エンコード:​ UTF-8、BOMなし
  • 区切り文字:​ 二重引用符の修飾子付きコンマ
  • 行の区切り記号:​ ラインフィード(LF)
  • 圧縮:​ gzip

CSV定義の形式

CSVの定義により、クラウドストレージアップロードファイルでデータがどう表示されるかを決定します。ここで入力した各値は、列の作成に使用されます。

CSVの定義は、次の3つの要素で構成されます。

定数

コールバックパラメーター

Adjustプレースホルダー

定数、コールバックパラメーター、Adjustプレースホルダーを組み合わせて、完全にカスタマイズされたエクスポートレポートを作成できます。各値がコンマで区切られていることを確認すれば、Adjustがリストを(左から右に)解析して表を作成します。

定数、コールバックパラメーター、プレースホルダーの名前には、構文解析に使用される特殊文字 , " [ ] { }を含めないでください。

定義と出力の例

CSV定義の例を以下に示します。

"My app is great",{gps_adid},[user_id],{installed_at},{event_name},[item_number],{reporting_revenue}

作成されるクラウドストレージアップロードの出力は次のとおりです。

"My app is great"{gps_adid}[user_id]{installed_at}{event_name}[item_number]{reporting_revenue}
My app is great25646300-2du4-27sj-e51n-18t84n20000k110492016-04-04T23:16UTCLevel4Complete  
My app is great38400000-8cf0-11bd-b23e-10b96e40000d675402017-01-10T10:24UTCpurchase100coins004$5.00
My app is great84857208-3if4-36if-e05s-02y77p29411g517592016-12-04T13:54UTCコイン500枚の購入010$20.00
My app is great84729047-2wf4-94gq-x31k-36u43y849000g200532016-06-01T08:25UTCSign up

CSVファイルの命名規則

命名規則

Adjustは、CSVファイルについて命名規則appToken_timestamp_hash_partToken.csv.gzを使用します。

  • appToken:アプリトークン
  • timestamp:毎正時(クラウドストレージアップロードが1時間ごと)
  • hash:CSV定義から作成されたユニークなハッシュ。CSVの定義に変更があった場合は、新しいハッシュ値を使って新しいファイルが生成されます。
  • partToken:ランダムに生成された一意の英数字の文字列

ファイルフォーマット

  • エンコーディング: UTF-8、BOM無し
  • 区切り文字:コンマと二重引用符の修飾子
  • 行の区切り記号:ラインフィード(LF)
  • 圧縮:gzip
ヒント:
クラウドストレージアップロードの設定方法をご覧ください。